5年前に右変形性股関節症、1年前に腰椎脊柱管狭窄症にて手術をされていますが、
現在、痛いところはなく階段の昇り降りや、もっと外を歩けるようになりたいとの希望がありました。
居室にて評価させていただいたところ、以前の評価時と比べ、右足の関節が動く範囲などは変わらず、右股関節を持ち上げる力は強くなっていました。まっすぐに立った状態でのバランス能力などは変わらず、歩行は杖歩行で離れたところからの見守りレベルでした。階段は昇降共に、「二足一段」で離れて見守りレベル、「一足一段」は昇降共に近くでの見守りレベルで可能でした。
※階段昇降の状態を表す言葉に「二足一段」と「一足一段」があります。
「二足一段」ですが、階段を上がる時は障害のない足を一段上に上げて、手と足で体を引き上げて障害のない足に障害のある足を揃えます。一連の動作で一つの段に二足がある状態のある階段昇降が「二足一段」です。一方、「一足一段」は健常者の階段昇降方法で、一つの段には常に一足しか無い階段昇降のことです。